東京のコンサルティングを忘れさせない
忘れさせない・覚えてもらう
人は忘れる生き物
人は忘れる生き物です。
昔、学校に通っていたころ、
テストに出るからということで
必死に教科書の内容を覚えましたよね。
その内容を今になっても覚えていますか?
ちなみに私は当時、
せっかく勉強するなら
大人になるまで覚えていて、
それを活かせないなら意味がないじゃないか、
と頑なに思っていました。
テレビでよくクイズ番組をやっています。
他の人よりお勉強ができるはずの、
東大出身者が小学生の教科書レベルの問題で
つまずく姿も見られます。
覚えていないと意味がないのではなく、
人は、ものを覚えたら忘れる生き物なのです。
エビングハウスの忘却曲線
人が忘れることを研究した成果として、
有名なものに、
エビングハウスの忘却曲線があります。
実験によって、時間の経過とともに、
人がどれくらい覚えたことを忘れるかを
測った結果で、有名な研究成果です。
それによると、人は何らかの情報を記憶してから、
20分間で58%まで記憶が失われます。
1時間で半分以上を忘れてしまい、
1日で3分の1まで記憶が失われているのです。
ザイオンス効果
有名な心理効果の一つに、
ザイオンス効果があります。
人は、接触頻度が高い人に
心理的に好意を抱きやすいというものです。
前述の忘却曲線によって、
あまりに時間がたってしまうと、
人はどんな人とどこでいつ会ったか
という情報もきれいさっぱり忘れてしまいます。
好意どころか、存在を忘れ去られてしますのです。
そこで、重要になってくるのが、復習です。
どこかで聞いたことがありますね。
そう、やはり脳科学の見地からも
この復習は、とても大事になってきます。
まず、お客さんと会うときには、
強烈な印象を残すように
しなければいけません。
そして、20分後になんらかの方法でアピール。
さらに、1時間後、1日後、1週間後と、
定期的にアプローチすることが、
何より大事になります。
繰り返しアピールそしてアプローチ。
好意を抱いてもらうため、
そして、忘れ去られないようにするためです。
繰り返し伝える
人は無意識に行動することが
8~9割といわれています。
それでは、人はどういう心理条件で、
無意識に行動するのでしょうか。
無意識の行動は、どう条件づけられて
いるのでしょうか。
こちらもやはり、繰り返し行ったこと。
過去に繰り返し見聞きしたことが、
無意識の行動に深く影響しています。
親から言われて行っていた毎日の歯磨き。
家を出たらカギをかける。
動きたかったら足を前に出して歩く。
寝たくなったらベッドに入って寝る。
退屈ならTVのリモコンのスイッチを押す。
意識をして行っていますか?
昔から行ってきたことは習慣となって、
意識をしなくても自然とできるように
なっているはずなのです。
TVCMでも、常に斬新な広告で、
耳目を引き寄せる企業がある一方で、
何十年も前から変わらないCMを
使っている企業もあります。
あれは、何度も繰り返して、
人々の無意識の領域に、
定着させているというわけです。
この文章の中に心理という言葉が
いくつあったかおわかりでしょうか。
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